インタビュー記事を公開しました (立教)

先輩の声

立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科

 

JBCCへのモチベーションは「己の力を信じ、それをどれだけ引き上げられるか!!」

 

阿部 太一さん

職種:卸売業

職位:部長

 

 まずはビジネススクールに入学された理由を教えてください。

 実は20代の頃、イギリスのビジネススクールで留学を考えて受験しました。結果2校の合格通知をいただいて、その後勤め先と相談したのですが留学を認めてもらえず、一度ビジネススクールへの進学を諦めたという経緯があります。私個人のビジネススクールに通う目的は、自身のビジネスマンとしてのレベルを世間的な物差しで見極め、その質を向上させたいというものでした。その思いを胸にしまい込みながら20代をそれなりに過ごしたのですが、自身を俯瞰的に振り返る機会や余裕が生まれ始めた30代になり、20代の頃の思いが少しずつ大きくなってきたので、仕事を継続しながらでも通学出来るビジネススクール(立教大学大学院ビジネスデザイン研究科)への入学を決めました。

 

 ビジネススクールを卒業してみて、その目的は達成出来たと感じますか?

 まだ分からない部分はありますね。卒業した時は確かな達成感がありましたし、非常に自信も持てるようになっていました。皆さん(スクール在学生)も今後そう感じる時が来るかもしれませんが、向上したであろう自身の質やスキルを「さぁ仕事に活かそう!」とした時、ビジネスとアカデミックのギャップを痛感し、壁にぶち当たることがあると思います。もれなく、私もその壁にぶち当たりましたし、思い通りにいかない分、大きなストレスを感じた経験もしました。例えば、オーナー経営されている経営者がMBAで学んだことをそのまま実践しても失敗することが多いという話を良く耳にします。権力を持っているからからこそ、物事を強引に進めることが出来、傷を深めてしまう。まだ私がラッキーだったのは、権力が非常に限定的であった分、物事を強引に進めることが出来なかったことかなぁと…。それで大きな失敗をせずにいるのかなと…。

 最近ようやくではありますが、自身の進め方を俯瞰的に見ることや余裕を持つこともある程度出来るようになってきました。そういった過程があってはじめて、部分的にですがビジネスに活用できていることに気づきました。もしもビジネススクールで学んでいなかったら?と想像することがよくありましたが、最近になってようやくビジネススクールで学んでおいて良かったと言い切れるようになったと思います。

 入学後すぐにJBCCへチャレンジしたキッカケを教えてください。

 1年目に参加したキッカケは、当時、学年のリーダー的存在として多くの同期生を引っ張ってくれた人がいました。その人が声高らかに同期やスクール全体を巻き込んで「やろうよ」と声掛けしていました。多くの同期生がJBCCに参加することが自然な、当時はそういう空気感でした。私自身、入学当初はJBCCの存在も知らなかったですし、実は興味もありませんでした。ただ、空気感では挑戦しやすい環境になっていましたし、周囲の人たちの大半が挑戦を考えていたので、私もそれに釣られ「なんとなく」1年目は参加を決めました。それこそ、入学当初はSWOT、STP、3C、4Pなどのフレームワークすらも良くわかっていない状態でしたから「なるほどJBCCとはこういうことなのかぁ」と、ただ雰囲気を味わった感じで終わりましたね。オリンピックではありませんが、1年目に関して言えば「参加することに意義がある」という感覚が強かったと思います。

 

− 2年連続でJBCCに参加されていますが、2年目も参加しようと思われたのはなぜですか?

 容易に想像出来ると思うのですが、、、1年目はやはり予選敗退しました。ただ非常に近しい友人(先輩)は見事本選に進み、私は本選の応援に行きました。その友人は本選では実力を発揮することが出来ないまま惜敗しました。しかしその友人があの場所(JBCC本選)に立っていることがなんだか羨ましく思えたのと同時に面白そうだなと感じました。同じスクールの人たちが一体になって、上級生も下級生も全員一体になって、自分たちのスクールを応援しているんです。そんな光景を見て「あっ!!来年は俺があの場所に立ちたい」と直感的に思いました。それが2年目に(本気で)参加するキッカケですかね。

 2年目は本選に進出されましたね。どうやってメンバーを集め、チームを作られたのでしょうか?

RBS(立教大学大学院ビジネスデザイン研究科)では「ビジネスシミュレーション」という仮想企業を経営したり、実在の大手企業の事業提案をチームで行うという必須科目があります。そこで自分自身と波長の合う人や波長は合わないけど何だか面白い人を探していました。そんな人たちをスカウトしようと思っていましたが、気が付くとそんな人たちは近くに集まっていました(笑)。ですので、意図的、意識的にというよりも「自然に、気がつけば」メンバーが集まっていて、チームが編成されていたという感覚の方が強いかもしれません。もちろん私自身がそう感じていただけで、メンバーそれぞれが意図的、意識的に集まったのかもしれませんが(笑)。

 

 

 チームでJBCCに取り組むにあたって難しかった点は?

一番難しかったのはスケジュール管理です。RBS(立教大学大学院ビジネエスデザイン科)は全日ではなく夜学ですので、多くのスクール生の皆さんがお昼は仕事をしながら夜はスクールに通われていますし、ご家庭も持たれているかたも多くいます。そんな環境でJBCCに取り組む訳ですから、メンバーが壊れない適度なスケジュールを組み立てるのが大変でした。メンバー全員、比較的高いモチベーションで且つ高い目標を持っていたので、それぞれが無理や無茶をしすぎないように、各々の環境に優先順位をもってもらうことに気を使いました。

 

 楽しかった点はありますか?

JBCCへ取り組んでいる最中は、ずーっと苦しかったです(笑)。ただ、予選の提出物をメンバーとようやく作り上げて、そしてそれを提出した後の「開放感」!あれはもう最高でした!!他にも多くいた自スクールのチームも、私のチームと同じような意気込みを持っていましたし、高いモチベーションで取り組んでいたので、予選の締め切り時間後は電車に乗って帰らずに、各チーム同士は飲み明かしたと記憶しています。最高の時間でしたね。

- そのモチベーションの源泉となったのは何だと思いますか?

己の力を信じ、それを更に引き上げたいと考えている人が多かったのではないでしょうか。JBCCはまさしくそういった考えを生かす場所であったと思いますね。他にも自分たちのスクールへの愛情表現の側面でJBCCへ意欲を燃やしていたチームも多数いましたし、私自身もそういった考えに一部同調したからこそ頑張れたのだと思います。

 

 チームのメンバーと3つの約束を作られたと聞いたのですがどんな約束ですか?

そうですね。私がリーダーとしてメンバーと共有した約束は、1「仕事(お勤め)第一」、2「家庭を大切に」、3「授業はそれなりに(修士論文執筆はJBCCが終わってから)」の3つです。その約束をメンバーに宣言したリーダーである私が、、、実はJBCCの期間中に陰でこそこそ論文を書き進めていたんですよね。。。後日、それがバレてメンバーからは随分ヒンシュクを買いました(笑)。今では笑い話の一つです。

 

 JBCCに参加したことで今の仕事に活かされていることはありますか?

私の中で感じていることは「意見をまとめる」というその作業自体がJBCCでの学びでもありましたし、実際にビジネスで生かされている場面が多いと感じています。どのように人の意見を聞いて、その意見をどうやって目標に落とし込んでいくかということがJBCCを進める中で学べたことなのかなと思います。メンバーに意見を聞くと、言いたい放題でバラバラのことを言い合うことがあります。ただ、その中で「光る意見」って必ず出てきます。その「光る意見」をどうやってまとめて、どうやって目標に落とし込んでいくのか?そういった方法は習ったこともなければ正攻法と呼ばれるような正解がないので悩ましかったです。意見の集約は避けては通れない作業の一つです。ビジネスでも、意見を集約させなければならない場面は多くありますし、非常に重要なことですよね。でもそれだけではなく、JBCCへの取り組みを通じて経験した一つ一つは、少なからずビジネスに活かされていると思いますよ。

 

 意見を集約するリーダーとしてのコツとかポイントがあれば教えてください。

最初にメンバーには「俺は決断できないリーダーだからね!」という宣言をしていました(笑)。宣言の目的は、メンバー全員それぞれが「メンバーの話を聞こう」「メンバーの考えを尊重しよう」という意識を持ってもらうこと。そうしないと意見がまとまらない、物事が進まない、そう実感してもらうことを当時は考えていました。つまり、自主的に考えて進んで行動したいと思えるような空気感や雰囲気をチームに作りたかったのです。強引に物事をまとめようと思えばまとめられますが、それではチームという組織でやる意味がないと思いませんか?意見を言った人、それに対して真摯に反応する人、その関係を生かしながら意見をまとめる。もちろん、すべてがスムーズに進めたかというとそうではなかった難しい部分もあったとは思います。結果論ではありますが、私たちのチームは最終的にメンバーそれぞれが最後まで一心同体でした。

 

− 参加検討中のビジネススクール生にメッセージをお願いします!!

JBCCがビジネススクール生の「登竜門」的な存在だったり、「小難しいコンペティション」などと考えるのではなくて、楽しんで取り組める「お祭り」的な存在であって欲しいなと思います。

 

グロービズさんとかはJBCCを凄く盛り上げますよね。そういう取り組みって非常に良いことだと思います。是非、他校でも良い部分は吸収しあって、JBCCを盛り上げてほしいですし、更なる盛り上がりを願っています。