インタビュー記事を公開しました (明治)

先輩の声

明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科

 

 参加する目的は人それぞれだと思いますが、私も含めJBCCに参加した人は皆こう言います。

「大変だけどやってよかった!!やらないとわからない…」

 

三家本 伊織さん

職種:建設業

職位:設計部 課長

 

 JBCCに参加を決めたきっかけは?

MBSには、Case Competition Club(通称:ケース部)があり、そこで行われた説明会でJBCCのことを初めて知りました。ただ、入学後すぐだったこともあり、同期70人の中でその説明会に参加したのはたったの3人!これはマズいと思ってJBCCへの参加を辞めようかと思ったのですが、何も勉強していない時点での自分の力を測るには良い機会だと思い、参加を決めました。丁度その説明会の夜に同期の懇親会があったので、飲んだ勢いで出場するメンバーを勧誘しまくったのは良い思い出です。そのおかげで一時期、「首狩り」と揶揄されましたが(笑)。

 

 JBCC参加において、もっとも思い出深いエピソードは?

一年目はチームのリーダーとして、2年目はケース部の部長を兼ねていたのでチームメンバーとして、異なるメンバーでしたが2年連続で本選に参加出来たことだと思います。残念ながらグランドファイナルへの進出は叶いませんでしたが、苦しみながらもセミファイナルの舞台に2回も立つことができたのは、とても良い経験になりました。

時間が無い中、提出資料を作成するのも大変で、2年とも予選の提出は締切日ギリギリでした。2年目は特に厳しく、提出期限の5分前まで粘り、学校のミーティングルームを追い出された後も移動時間がもったいないので学校のWi-Fiが届く外のベンチで作業をしていました。結果的に終電を逃すことになりました(笑)。

 

 当初の個人的な目的・目標に対して収穫はあった?

最初は自分の力量を測るために参加を決めましたが、グランドファイナルの発表を見て、そのレベル差に愕然とした記憶があります。自信は失いましたが、それに負けないように学習意欲をキープできたのは、ある意味良かったかもしれません(笑)

しかし、結果的には共に戦ったメンバーとの仲間意識が強まったのが最も大きな収穫かもしれません。一生、繋がっていきたいと思える仲間ができたことには感謝しています。

 チームで取り組むことの魅力、あるいは難しさを感じるエピソードは?

1年目は入学間もなく、お互いのことも良くわからない状態でスタートしました。チームリーダーとして、時間の無い予選期間でお互いに意見を言い合える関係にしていくことがとても難しかったと思います。やはり、意見は出るが遠慮気味なこともあり、最初は課題に対して深掘りできなかったですが、ほぼ毎日集まり議論を重ねることで解消することができました。

2年目は、論文の執筆とゴールデンウィークが重なり、時間的な制約が非常に多かったので、チームビルディングの部分がより難しかったと思います。その時のリーダーが模索しながらもチームとしての方向付けをしてくれたので、上手くまとまったのではないかと思います。メンバーの一人が新婚旅行中にも関わらず、海外からZoomで打合せに参加することもありました(笑)

 

 日頃の学習とJBCCでに学びの違いは?

MBSには幅広い領域の授業があり、それぞれに深い学びを得ることが出来ました。しかし、戦略・マネジメント・マーケティング・ファイナンス・アカウンティング等の様々な知識を総動員した「ケーススタディ」を行う授業が無かったため、「総合実践力」を養うには良い機会になると感じました。

 

 JBCCでの経験は、現在どう活かされてる

普段の自分の業務では接することが無く、基本的な知識を持っていない業界の戦略を立てる必要があったので、思い込みの少ないフラットな状態で経営戦略を考えられたことは貴重な経験になったと思います。いまの業務には直接は関係しない事ですが、経営者目線で経営計画が立てられた意味などを深読みするようにはなったと感じています。

 JBCCで勝ち上がるために重要だと思うこと、必勝の秘訣は

予選を突破するために必要と感じたことは、当たり前ですが最も伝えたい事に焦点を絞り、その内容が映える資料にすることだと思います。文字と一部のグラフだけで伝えられる情報量は限られており、言葉で説明できない分どうすれば伝わりやすいかを意識して資料を作成しました。

グランドファイナルには進出できていませんが、進出チームとの差として感じたことは、分析量の差です。他のチームの資料には、一つの決定事項の裏に膨大な情報の収集と分析された形跡があり、私たちのチームには足りないものだったと痛感しました。

 

 参加を検討している皆さんへ贈るメッセージは?

JBCCはビジネススクールに通う現役生のみが参加できる大会なので、一生のうちに参加できる機会はこの2年しかないかもしれません。参加する目的は人それぞれだと思いますが、私も含めJBCCに参加した人は皆こう言います。

「大変だけどやってよかった!!やらないとわからない…」

皆さんもこう思って頂けると確信していますので、騙されたと思って参加してみてください。健闘を祈ります!